DynaBook SS 3410を無音化するでHDDをCFにしたダイナブックに、OSを入れて使えるようにするまでの覚え書き。
長いので概要。
・Win2kSP2はインストール出来なかったのでSP4にしたら大丈夫でしたよー。
・TEMPフォルダとスワップをDドライブに入れてやったら少し余裕が出来ましたよー。
・Win2kは無線LANのセキュリティ設定が出来ないからいろいろ苦労しましたよー。
・BIOSの設定画面はエスケープで出しますよー。
てな感じ。

Windows 2000 Professionalのインストール
最初、俺が持ってたWindows2000のCDはService Pack 2で、2GBのCFが1.4TBぐらいに認識されてフォーマットも出来なかったけど、Service Pack 4にしたら問題なくインストールできた。

SP4の統合にはSP+メーカーを使用。
使った次の日に、
「 Version 0.76.0 (2007/09/10)
 ・Windows 2000 の Service Pack 4 リリース後のデフォルトアップデートリストを更新した」
なんていうクリティカルに俺が欲しいアップデートがあったのは正直ヘコむけどいつまでも気にしない。
次OS入れなおすとき使おう。

本当はnLiteを使って不要なドライバ・コンポーネント等の削除や、ドライバの追加をしたかったんだけど、なぜかこれで作ったCDでインストールすると、「最後のタスクを処理しています。お待ちください。」の3つ目、「設定を保存しています」の序盤で止まってしまうので断念。
これも次回OS入れなおすときに最新版でリトライしてみる。
    2007.11.02追記
    英語が読めないので2ちゃん情報。
    1.4betaで発生するらしく、1.3.5なら発生しないとの書き込みを見つけた。
    気が向いたら試してみる。
    --追記ここまで--

てことで、Windowsはインストールするときに特に設定も無いので、これだけ。

ドライブ構成
・ローカルドライブ
PA-CF25に2GBのCFを2枚挿しすると、マスター・スレーブふたつのドライブが存在している状態になる。
Disc Drive
デフォルトドライバでも普通に動くみたいだけど、一応CFにXPをインストール→WindowsUpdateできないで紹介した日立マイクロドライブのドライバを入れてやる。

話は戻って、ただWindowsをインストールしただけの状態では片方にすべてのデータが入るので、少し痛みわけをしてやる。
OSを入れたドライブをCドライブ、もう片方をDドライブとする。

D:\environment variable\user\ユーザ名\temp
D:\environment variable\system\temp

というディレクトリを作ってやる。(ユーザディレクトリは必要に応じて複数でも。)
システムのプロパティの詳細設定タブから、環境変数のTEMP関係を全部今作ったディレクトリに移してやる。

あと、パフォーマンスの仮想メモリを、Dドライブに512MB~1GBぐらいで作って、Cドライブからは削除。

これである程度ディスクスペースが広く使えるんじゃないかなと期待。
2007.09.28追記
インターネットオプションから、Temporary Internet FilesもDドライブに移動してやった。

・ネットワークドライブ
4GBだけでは遊べるわけがないので、サーバのディレクトリをネットワークドライブとしてマウントしてしまう。

これで、ローカルディスク(ディスクじゃないけど)4GBで軽快・静音かつ、ネットワークドライブで容量数百GBってな素晴らしい環境が完成。

無線LAN設定
ここまでは有線で設定しちゃったわけだけど、LANケーブルは煩わしいので無線にしてしまう。
XPと違って、2000にはOS標準でWEPとかの設定が出来ないので、無線LANカードベンダの設定ユーティリティを使うことになる。
ここで、ネットワークドライブに障害が発生。
無線LANの設定ユーティリティがスタートアップで起動するより前に、ネットワークドライブをマウントしようとして、
「ボリューム:を再接続するときにエラーが発生しました。」
というエラーが発生してしまい、起動途中でOKを押さないといけなくなってしまう。
しかも、ネットワークドライブにあるアプリのスタートアップはすべてショートカットのリンク切れで失敗してしまう。

とりあえず、ネットワーク設定ユーティリティを、スタートアップではなくサービスとして起動してやれば、ログオンするより先にネットワーク接続が出来るんじゃなかろうかということで、sexeというソフトを使って、サービスとして登録してみる。
結論からいうと、成功だけど失敗。
自動ログオンに設定していると、ログオンが早すぎてこのサービスが起動する前にマウントしようとしてしまう。ログオフして再ログインするとうまくいくので、サービスとしてはちゃんと起動できてるのだけど、残念。
それでも、スタートアップで起動するよりは少しは早いだろうからサービスとして動かす方向はそのままで。

次にやったのは、Windows NT Tips&FAQさんの、ネットワークドライブへの接続を自動化するというもの。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlset\Control\NetworkProviderに、RestoreConnectionというDWORD値を追加してやるだけで、Windowsにログオンするときにネットワークドライブをマウントするのではなく、ネットワークドライブにアクセスしようとしたときに初めて再接続を試みるという設定が簡単に出来てしまう。

とりあえずこれで起動中のマウント失敗エラーは出なくなったけど、それでもまだスタートアップでネットワーク上のアプリを起動しようとするのが早い。
そもそも、CFにOS入れると起動が早すぎるんだ。電源ボタン押してからWindows2000が起動して使えるようになるまで1分10秒だもの。
てことで、最終手段。
Startup EXを使って、ネットワークドライブ上のアプリはOSが起動してから5秒後に起動してやる。
これでやっとこさなんとかなった。

番外編:無線LANカードを認識しない
そもそも、無線LANの設定がどーのこーの以前に半日ハマったお話。
coregaのCG-WLCB54GTって無線LANカードを親父からもらったんだけど、これが差してもウンともスンとも言わない。
ウンどころか、PowerのLEDすら点灯しない徹底ぶり。
壊れてんじゃねーの?と思って、これまた親父のお下がりのDynaBook E6/415CMEに差してみると普通に使えるので、俺のSS3410の問題。

疑う方向性が決まったので、BIOSの設定をいじると簡単に解決。
電源投入後、エスケープ連打。ビープが鳴って、
「Check system. Then press [F1] key.」
というメッセージが出たとこで言うとおりにすると、BIOSの設定画面に行ける。
1ページ目はいいので、Pagedownキー(Fn+下矢印)で次のページへ。
右上にある「PC CARD」ってとこの設定項目を「Auto-Selected」にしてやると認識した。